語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。
①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。
今回は「magn_maj_max」=大きい を取り上げたいと思います。
出典 pixabay
「第28回 語源で学ぼう! anim=心・息」で取り上げた単語、「magnanimous」を覚えていますか。
magn_maj_max(語源:大きい)+anim(語源:心・息)+ous(接尾辞:~が特徴の・~の状態の)で、心が大きい→度量が大きい、という意味でした。
このように、magn_maj_maxには大きい、という意味があります。
今回はこのmagn_maj_max(語源:大きい)を取り上げます。
magn_maj_max(語源:大きい)がそのまま単語になっているのが、「maximum」
意味は最大の、最高の、という意味です。
反対語はminimalで、最小。magn_maj_max(語源:大きい)と対になる語源min(語源:より小さい)にal(接尾辞:~の)がついた単語です。
また、magn_maj_max(語源:大きい)を人につけると、magn_maj_max(語源:大きい)+er(接尾辞:~する人・物)で「master」、日本語で言うと主人です。
同じ成り立ちでできているのが、magn_maj_max(語源:大きい)+or(接尾辞:~する人・物)で「mayor」=市長。
どちらも大きい人=偉い人という意味から来ている言葉だったんですね。
次は、日本にいるとよく耳にする「magnitude」
これもmagn_maj_max(語源:大きい)からできています。
magn_maj_max(語源:大きい)+itude(接尾辞:~の性質)
大きいこと、あるいは大きさ・光度、といった意味です。
日本語では地震の大きさを示す際に耳にすることが多いですね。
少し長めの単語も学習しましょう。
magn_maj_max(語源:大きい)+ent(接尾辞:~の状態・性質の)で、「magnificent」
ディズニー映画にこんなタイトルがあったのを覚えていますか。
眠れる森の美女に出てくる魔女を主人公にしたもので、アンジェリーナ・ジョリーが主演したことでも話題になりました。
「magnificent」の意味としては、壮大な・豪華な、転じて素晴らしい、です。
自然の雄大さや美しさを表現する際によく使用される言葉です。
一見すると難しそうですが、ネイティブの会話ではよく耳にする言葉ですので、この機会に覚えてしまいましょう。
尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能がありますmaginificent等長い単語になると、発音やアクセントも難しくなります。意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。
またmagn_maj_max(語源:大きい)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。
語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。
次回はmagn_maj_max(語源:大きい)の反対語であるmin(語源:より小さい)について紹介します。