第52回 語源で学ぼう!extra=範囲外の・並外れた

語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「extra」=範囲外の・並外れた を取り上げたいと思います。


出典 pixabay

第49回では、「ord」=順序・正常を取り上げました。
その際紹介した「extraordinary」という単語。
extra(接頭辞:範囲外の・並外れた)+ord(語源:順序・正常)+ary(接尾辞:~に関する・~する人)
正常な状態から外れた状態、ということで、並外れた・異常な、という意味でした。

extra(接頭辞:範囲外の・並外れた)は、何かの範囲や概念・存在があって、そこからはみ出している状態や、そもそもその範囲の外側にあるような状態を表現するためにつけられます。

例えば、extracurricularという単語があります。
extra(接頭辞:範囲外の・並外れた)+curricularという成り立ちですが、この「curricular」はcurriculum=カリキュラム、教育課程と同じ語源の単語で、学校のカリキュラムの、という意味の形容詞です。
それにextra(接頭辞:範囲外の・並外れた)がつくことで、カリキュラムの範囲外の、課外の、という意味になります。

あるいは、extraterrestrialextra(接頭辞:範囲外の・並外れた)+terr(語源:大地)+al(接尾辞:~の)」のterr(語源:大地)は大地あるいは地球、という意味を持つ語源で、地球の範囲から外れた、地球の外の、ということで、地球圏外の、という意味になります。
宇宙人等、地球の外、宇宙にある存在について語られるときに使用される単語です。

有名なサッカー選手、リオネル・メッシはその強さと技術力から、しばしば「地球外の生物」「地球外の強さ」と表現されることがありますが、これの時に使用される英単語が、このextraterrestrialです。

また、このextra(接頭辞:範囲外の・並外れた)は抽象的な概念にもつけることができます。
例えば、extrovert は「extra(接頭辞:範囲外の・並外れた)+vert_vers(語源:向きを変える)」という成り立ちですが、意味は外交的な、あるいは外向性の人、という意味です。
自分の内面ではなく外側、つまり自分の「範囲外」に意識が向いている、ということから、この意味になっています。

このように、extra(接頭辞:範囲外の・並外れた)を語源に持つ単語に出会ったときには、どんな範囲が設定されていて、それに対して何が範囲外・外側なのかを意識するとその意味を理解しやすくなります。

尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。今回は、「extracurricular」や「extraterrestrial」等、あまり耳馴染みなく、しかも長めの単語を紹介しました。
意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

extra02

またextra(接頭辞:範囲外の・並外れた)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。

extra03

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。

次回はcad_cas_cid(語源:落ちる)について紹介します。

表示できる例文はありません。表示できる例文はありません