English Tips vol.1 (Fillers)

English Tips vol.1 (Fillers)

この連載では、英会話のコツを紹介していきます。
今回はFillers(つなぎ言葉)に関する内容です。

会話の間を持たせるFillers(つなぎ言葉)

「え?」、「はいはい」、「えっと…」、「でしょう?」、「ほんとう?」
相槌の言葉は会話に不可欠な要素です。

意味のある単語だったり
A:「今日のスケジュールはどうなっていますか?」
B:「そうですね…、今日は11:00から部長と打ち合わせが入っております。」

意味がないただの音声だったりします。
A:「ねね、昨日デートどうだった?」
B:「まあ、うん、良かったよ」

これらの「つなぎ言葉」は、どの言語にもあります。もちろんペラペラと流れるように言葉が出てくるのはベストでしょうが、ネイティブっぽく会話が自然に弾むようになるには「つなぎ言葉」を使いましょう。英語でこのような「つなぎ言葉」をFillerと言います。例えば以下の場面において、Fillerは嫌な沈黙の間を無くしてくれるでしょう。

  • 急に言葉が出てこなくなったとき
  • これから喋ろうとしていることの説明を頭の中で整理したいとき
  • 聞かれた質問の返事がパッと出てこないとき
  • ちゃんと話を聞いてますよというアピールや自分の話に相手の気をひかせたいとき

言葉が出てこない時に"Uh"とか"Umm"ばかりを使いがちですが、これらの音だけを繰り返すと言葉をあまり習得できていない印象を与えます。そこで、ぜひ使っていただきたいのが、簡単で短い決まり文句のfillerです。

  1. Um.../er.../uh...
    一般的に、聞かれたことに対して返事をしたくない、又はわからない時に用いられます。
    “So tell me what does love meaning to you?”
    “Uh, that's a great question. Um,I think [whatever]”

  2. Well...
    質問された時、適切に返事をするための時間稼ぎに良く用いられる。
    “Rose, you are late again.”
    “Well...I was watching TV Last night till midnight so I've got over slept!”

  3. You see...
    何かを説明しようとしている時、正しい言葉を選ぼうと考えているための間を持つfiller。相手が知らないであろうと思う事実を共有したい時。
    “why don't you change your job, if you don't like it?”
    “You see..., companies are looking for individuals in young age to be able to contribute their full time to the work, Umm... and you know I am over forty already!”

  4. I see...
    「わかった」という意味。

  5. You know...
    相手の興味を自分の話に持たせたいとき、又は自分の考えに賛成を求めているときに、よく文の最後に使われる
    “It's not everyday that you hit a lottery, you know?”
    相手が既に知っている物に対して情報を発信したい時
    “we went to that restaurant, you know, the one that got opened last week”

  6. Like...
    ネイティブの人からでも頻繁に使っているfillerです。単純に次の言葉を見付けるための間を持つ意味合いで、若者が使い過ぎていると度々指摘されている。
    “My friend was like, ready to like kick me out of the house if I didn't stop using the word ‘like’.”

  7. actually / basically / literally
    発信している発言の程度や度合を調整する。
    “Actually, spiders are really cute!”
    (他の人がそう思っていなくても、自分が正しいと思っている事を表す)
    “Basically, her presentation was short and sweet”
    (内容をまとめて述べたいときに使う)
    “I'm not just laughing I am literally dying from laughter.”
    (まさにその通りと言う意味を持っているが、人のしばしば話者の感情を強調する為に用いられる)

  8. What do you call it...
    ど忘れした言葉や人の名前を思い出そうとしているときに使われる。
    “He is still stick to his...what do you call it...gender stereotype”

こうした表現は会話の間が持つという点ではとっても便利ですが、 多用すると聞き苦しくなります。口癖になってしまわないよう注意はした方が良いですね。

(nini)