第91回 語源で学ぼう! oper(語源:仕事)

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語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。
①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「oper」=仕事を取り上げたいと思います。


出展pixabay

oper(語源:仕事)を語源に持つ単語には、業務やタスク・作業といった、仕事に関連するものが多くあります。

例えば、oper(語源:仕事)ate(接尾辞:する・させる)を組み合わせて動詞化した単語、「operate」は作業する・仕事をする・経営する、などといった意味があります。

これにさらにor(接尾辞:~する人・物)をつけると名詞化し、操作員・経営者、という意味になります。
日本語でもカタカナでオペレーター、と呼ばれることもありますね。

operate」にcon_com(接頭辞:共に)をつけると、「cooperate
協力する、という意味の単語になります。
共に働く、という語源と成り立ちが想像しやすい単語のひとつです。

更にtion(接尾辞:~する事)を組合わせると、「cooperation
協力・協同・提携、といった意味になります。

デパートや電車内でのアナウンスなどで、
"Thank you for your cooperation."
とよく耳にしませんか。
これは、直訳すると「ご協力に感謝します」という意味。

日本語でも「ご理解ご協力ありがとうございます」あるいは「ご協力をお願いいたします」などと書かれることがありますが、それとよく似た言い回しの決まり文句です。

cooperation」とよく混同される言葉に、「corporation」という単語があります。
これは法人・有限会社、といった意味がある単語です。
日本でも社名に採用している企業も多くありますね。

一見よく似た単語に見えますが、「corporation」の成り立ちは
corp(語源:体)tion(接尾辞:~する事)
con_com(接頭辞:共に)oper(語源:仕事)の意味はなく、共同体、企業としての母体、という意味合いの単語です。
聴き比べて見ると発音も異なっていますから、混同しないように覚えておくと良いでしょう。

con_com(接頭辞:共に)oper(語源:仕事)の要素を持つ単語は他にもあります。

con_com(接頭辞:共に)oper(語源:仕事)ous(接尾辞:~が特徴の・~の状態の)の組み合わせからできている単語は、「copious
内容の豊富な、多作な、おびただしい、といった意味の単語です。

昔は、働くといえば農作です。
畑仕事においては、協同することで、ひとりで行うよりもずっと多彩で豊富な作物を得ることができます。
そこから、このような意味になったと考えることができます。

con_com(接頭辞:共に)oper(語源:仕事)にさらにhorn(語源:角)を組合わせた「cornucopia」という単語もあります。
これは、ギリシャ神話に登場する豊穣の角を指す名前です。


ここからも、con_com(接頭辞:共に)oper(語源:仕事)の組み合わせが、豊穣・豊作・多作といった意味を持っていることがわかります。

このように、よく似て見える単語でも、語源を紐解いていくと、同じルーツを持っているものと、全く異なるルーツを持つものがわかってきます。
語源とその意味を理解しておくことで、単語の意味を混乱せず覚えることができるのです。

尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。「cooperation」と「corporation」は、カタカナで書くと同じ「コーポレーション」ですが、しっかり聞くと異なる発音であることがわかります。
意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

またoper(語源:仕事)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させて覚えてしまいましょう。

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。
次回はhorn(語源:角)について紹介します。

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