第86回 語源で学ぼう! tain_ten=保持する

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語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。

②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。

③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「tain_ten」=保持するを取り上げたいと思います。


出展pixabay

tain_ten(語源:保持する)という語源には、いくつかの意味があります。

例えば、「tenacious」という単語は、

tain_ten(語源:保持する)ous(接尾辞:~が特徴の・~の状態の)

という成り立ちで、粘り強い・しっかり握って離さない、という意味です。

ここでは、tain_ten(語源:保持する)は「しっかり掴む」という意味になります。

あるいは、「tenable」という単語があります。

語源はtain_ten(語源:保持する)ble(接尾辞:~が可能な)という組み合わせで、意味は攻撃に耐えうる・議論で主張できる、といった意味の単語です。

この単語におけるtain_ten(語源:保持する)は、しっかりと自分を持つ・守る、という意味になります。

あるいは、他のものを捕まえる・支える、という意味もあります。

contain」という単語は、

con_com(接頭辞:共に)tain_ten(語源:保持する)という成り立ちで、含む・抑える、という意味の単語です。

これにer(接尾辞:~する人・物)がつくと「container

何かを中に含むもの、保持するもの、という意味から、容器や入れ物のことを指す単語として使われています。

日本でも食品を保存する容器の商品名に使用されています。

同じくcon_com(接頭辞:共に)tain_ten(語源:保持する)という成り立ちの単語に、「continue」があります。

単語の意味は継続する・続く・続ける。

この場合のtain_ten(語源:保持する)は、中に含むのではなく、同じ状態で続いていく、という意味になります。

持続できる、という意味の単語である「sustainable

(成り立ちはsub(接頭辞:下に・すぐ近くに)tain_ten(語源:保持する)ble(接尾辞:~が可能な)

維持する・保全する、という意味である「maintain

(成り立ちはman_manu(語源:手)tain_ten(語源:保持する)で、「手で保持する」という語源)

などの単語も、同様の意味から生まれている単語です。

また、同じものがずっと広く続いていくことから、

continent」という単語も生まれています。

con_com(接頭辞:共に)tain_ten(語源:保持する)ent(接尾辞:~の状態・性質の)

ずっとずっと続く広い土地、つまり、大陸、という意味です。

この単語には形容詞としての用法もありますが、形容詞として使用するときには、自制心のある、という意味になります。

この場合は、「tenacious」の例のように、自分自身をしっかりと捕まえておく、という意味から来ています。

語源を知らない状態であれば、同じ言葉でありながら全く異なる意味を持っているように見えます。

ですが、語源を知れば、その意味の間につながりを見出し、納得して覚えることができます。

ちなみに、大陸、という意味のある「continent」ですが、al(接尾辞:~の)をつけると「continental」という単語になります。

この単語の意味は大陸の・大陸風の、という意味ですが、しばしばヨーロッパ風の、という意味で使用されることがあります。

これは、英語発祥の国であるイギリスにおいて、「大陸」と言えば、目の前のヨーロッパ大陸のことを指していたため、今でも「continent」=ヨーロッパ大陸、という意味で使用される場面が残っているのです。

このように、語源や言葉の歴史を考えると、一見不思議に見える単語の意味にも、由来やつながりが見えてきて、より深い理解につなげることができます。

尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。「container」や「continental」など、日本語でも耳にすることのある単語は、知らないうちにカタカナ発音になっていることもあります。

そうならないよう、意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

またtain_ten(語源:保持する)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させて覚えてしまいましょう。

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。
次回はman_manu(語源:手)について紹介します。

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