語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。
①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。
今回は「inter_enter」=間の を取り上げたいと思います。
出典 pixabay
inter_enter(接頭辞:間の)を語源に持つ単語は大変幅広く、「interchange(インターチェンジ)」や「inetrnet(インターネット)」など、日本語に取り入れられているものも多くあります。
意味としては、何かと何かの間にあるものであったり、それらをつなぐものを指すことが一般的です。
例えば、「intermediary」という単語があります。
inter_enter(接頭辞:間の)にmedi(語源:中間)とary(接尾辞:~に関する・~する人)が組み合わさってできた単語で、中間の・中継の、あるいは仲裁人、という意味があります。
人と人や物と物の間にあり、つなぐ役割の人・モノ、という意味ですね。
「interpolation」の場合は、
inter_enter(接頭辞:間の)+pon_pos_pound(語源:置く)+ate(接尾辞:する・させる)+ion(接尾辞:~する事)
間に何かを置く、という意味の組み合わせですね。
単語の意味としては、内挿法・書き入れという意味になります。
動詞にもinter_enter(接頭辞:間の)を語源に持つものがあります。
例えば、「interact」
inter_enter(接頭辞:間の)+act_ag(語源:動かす)
相互に作用する・影響しあう、という意味の自動詞です。
何かが間にあって、それぞれを動かしているというイメージを持ってください。
次は、英語学習者なら一度は耳にするであろう、「intermediate」という単語を紹介します。
inter_enter(接頭辞:間の)+medi(語源:中間)+ate(接尾辞:する・させる)という成り立ちで、中間の、という意味の単語です。
語学に限らずですが、何かを学習する場合のレベルとして目にすることが多くあります。
日本語の場合、初級・中級・上級の「中級」に当たる単語です。
動画配信サイトで「intermediate English」と検索すると、中級英語学習者向けの動画がたくさん出てきます。
ちなみに初級者はBeginner、上級者はAdvancedと表現されるのが一般的です。
他にも、日本語でもよく耳にする「interview」という単語も、inter_enter(接頭辞:間の)が語源となっています。
inter_enter(接頭辞:間の)+vid_vis(語源:見える)という成り立ちです。
vid_vis(語源:見える)が語源となる「view」には視野・視界・意見という意味があります。
異なる意見や価値観の間でなされる対談や会見、取材が「interview」というわけです。
ちなみに、就職面接なども英語では「interview」と言います。
この時面接官はer(接尾辞:~する人・物)をつけて「interviewer」
面接を受ける側の求職者はee(接尾辞:~された人)をつけて「interviewee」と言います。
今回はinter_enter(接頭辞:間の)を紹介しました。
尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。「interchange」など、日本語にも取り入れられている単語は、知らず知らずのうちにネイティブとは異なった発音で覚えてしまっているということがよくあります。
意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。
またinter_enter(接頭辞:間の)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。
語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。
次回は「interviewee」の語源であるee(接尾辞:~された人)について紹介します。