第69回 語源で学ぼう!don_dot_dow=与える

語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「don_dot_dow」=与える を取り上げたいと思います。


出典 pixabay

donor」という単語に聞き覚えはありますか。
単語を見ただけでピンときた人もいるかもしれません。
日本の医療機関でも使用されている単語、「ドナー」
臓器提供者、という意味です。
don_dot_dow(語源:与える)+or(接尾辞:~する人・物)という成り立ちで、「与える人」という意味からできた単語です。

ちなみに、臓器提供を受ける側のことは、「レシピエント」と言います。
こちらも英語でも同様で、「recipient
語源はcap_cept_cip(語源:捉える)+ant_ent(接尾辞:~する人・物)
捉える=受け取る人、という成り立ちですね。臓器に限らず、受取人・受領者、という意味があります。

don_dot_dow(語源:与える)ate(接尾辞:する・させる)をつけて動詞化すると、「donate
寄付をする・贈与する、という意味になります。
こちらも正に語源の通りの意味ですね。

よく耳にする英単語の中では、「tradition」もdon_dot_dow(語源:与える)が語源です。
trans(接頭辞:超えて)+don_dot_dow(語源:与える)+ion(接尾辞:~する事)
tradition」は多くの場合、伝統と訳されます。
時間や時代を超えて与えられるもの、という意味なのでしょう。
他にも、言い伝えや流儀、慣例、といった意味もあります。

ちなみに、日本政府観光局が作成した日本の紹介動画には、"JAPAN - Where tradition meets the future"とうコピーがあります。


時代を超えて与えられている「tradition」が、更に時間を超えて「future」へつながっていくと考えると、時の流れを感じますね。

don_dot_dow(語源:与える)は、人の身柄を誰かに与える=引き渡すときにも使われます。
例えば、「extradite
ex_em(接頭辞:外へ・なし・全く)+trans(接頭辞:超えて)+don_dot_dow(語源:与える)+ate(接尾辞:する・させる)
境界を越えて外へ引き渡すことから、送還、という意味になります。

あるいは、「surrender
sur(接頭辞:上に・超えて)+re(接頭辞:再び・戻って)+don_dot_dow(語源:与える)
自分より上位の存在に自分を引き渡すことから、降参する、という意味。
他動詞として他者を渡す場合には、引き渡す・明け渡す、という意味になります。
その他、名詞として降参・陥落・自首といった意味にも使うことができます。

今回はdon_dot_dow(語源:与える)を紹介しました。
尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。「surrender」など、普段なかなか耳にしない単語は、自己流の発音になってしまいがちです。
意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

don02

またdon_dot_dow(語源:与える)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。

don03

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。

次回はdon_dot_dow(語源:与える)と反対の意味で、「recipient」の語源であるcap_cept_cip(語源:捉える)について紹介します。

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