第56回 語源で学ぼう!cad_cas_cid=落ちる

語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「cad_cas_cid」=落ちる を取り上げたいと思います。


出典 pixabay

cad_cas_cid」という語源は、「落ちる」という意味があります。
これは、物理的に上から下へ落ちるものを表している場合と、概念的な意味の場合があります。

例えば、「deciduous」という単語。de(接頭辞:下に)+cad_cas_cid(語源:落ちる)+ous(接尾辞:~が特徴の・~の状態の)というように語源をすべて合わせると、「下に落ちる特徴の」となりますね。物理的に下に落ちる特徴があることから、「落葉性の」という意味になります。また、そこから派生して、「一時的な・はかない」といった意味に使われることもあります。

物理的に下に落ちるものの例としては、「cascade」という単語もあります。こちらは、小さな滝を意味します。日本にもCASCADEというバンドがいますね。

彼らのバンド名は、ボーカルのお気に入りの曲、Siouxsie & The Bansheesの「Cascade」が由来と言われています。この曲は、愛を流れ落ちる小滝=cascadeに例えたサビが特徴的です。

対して、概念的な意味から来ている単語を紹介します。

まずは、「recidivist」という単語。re(接頭辞:再び・戻って)+cad_cas_cid(語源:落ちる)+ist(接尾辞:~する人・主義者)ということで、「再び落ちる人」という意味です。それでは、何に落ちるのでしょうか。それは、犯罪です。「再び犯罪に落ちる人」という意味で、「再犯者・常習者」という意味の単語です。

また、日本語でも日常語となっている「casual」もcad_cas_cid(語源:落ちる)を語源に持つ言葉のひとつです。これは、「formal=正式な」に対して、格式が下がるということで、「ふだん着の」という意味になります。

最後にもうひとつ、興味深い成り立ちの単語を紹介します。「occidental」は、「西洋の・西洋人」という意味の単語です。成り立ちはob(接頭辞:反対の・前に)+cad_cas_cid(語源:落ちる)+al(接尾辞:~の)です。これがどうして西洋を意味する単語になったのでしょうか。

実は、この単語はラテン語に由来しているといわれています。ラテン語は、元々ローマ地方を中心に話されていた言語。そして、西洋=ヨーロッパの多くは、ローマから見ると西側にあります。

では、西側に落ちるのはなんでしょうか?そう、太陽です。

「日の落ちるところ」という意味から、「西洋の」という意味となったといわれています。

今回は、cad_cas_cid(語源:落ちる)を語源に持つ、様々な「落ちる」単語を紹介しました。
尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。「deciduous」等は、綴りからイメージする発音とちょっと違うかもしれません。
意味を効率よく覚えたついでに単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

cad2

またcad_cas_cid(語源:落ちる)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。

cad3

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。

次回は「occidental」の語源であるob(接頭辞:反対の・前に)について紹介します。

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