第34回語源で学ぼう!logy = 専門

語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「logy」=専門 を取り上げたいと思います。

出典 pixabay

logyは知っておくと非常に便利な語源です。
TOEFLやIELTSなどのリーディングでは最初にタイトルを見てもいまいち何について書かれた文章なのかわかりづらいことがありませんか。
そんなときlogyのつく単語を見つけてその意味がわかると内容を理解する上で大きなヒントになりますよ。
なぜならlogyは日本語で「〜学」を意味しており、どの専門分野から書かれた文章なのか推測できるためです。

例えば、健康関連の長文問題は英語試験で頻出するトピックの1つですね。
pathologyが病理学を意味することを知っていれば、その文章は病気の原因が主題であるかもしれないと推測できます。
その他に、neuro(語源:神経)をつけたneurologycardi_cor_cour(語源:心)をつけたcardiologyderm(語源:皮膚)をつけたdermatology、そして女性を意味するgynecoをつけたgynecologyなどなど様々な医療分野の学問がlogyを使って表されます。
ちなみに、logyist(接尾辞:〜する人)cal(接尾辞:〜的な)と相性が良く、physiologyであればphysiologist(生理学者)、physiological(生理学的な)といったように使うことができます。
あわせて理解しておきましょう。

自然科学のトピックも試験によく登場しますね。
ecologyなど比較的よく知られた単語に加えて、試験では普段あまり目にすることのない単語が意図的に使われています。
これは他の簡単な単語から文章の内容を推測して読解できる力を見るためですが、もちろん語彙が多ければより早く読解できます。
morphologyornithologyentomologyといったレベルの単語を知っておくとリーディングでフルスコアをとることも十分に実現可能です。
logyを学ぶ際にはseismologygeologymineralogymeteorologymetrologyといったように似た分野の単語をまとめて覚えるのも1つの方法でしょう。
こちらは日常で使われているmetrologyの動画です。

ここまでは理系寄りのtechnology分野の単語でしたが、もちろんいわゆる文系の学問もpsych(語源:心)をつけたpsychologysociologyethnologyなどなどご紹介しきれないほどあります。
この3分野も試験に頻出するトピックです。
余談として、mythologytheologyは馴染みのうすい分野かもしれませんが、日本の宗教観や神話に興味を持つ方が意外にいるように海外在住者として日頃から感じています。

最後に私たちが今まさに一緒に学んでいる学問、etymologyをご紹介しておわりにします。
まずはあなたが興味を持てる分野からlogyを使って語彙を増やしてみるのはいかがでしょうか。

尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。例えばやornithologyも以下のスピーカーのボタンを押すと発音が聞けます。意味を効率よく覚えたついでに各々の単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。

また、logy = 専門 の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。

次回はpsych(語源:心)について見ていきましょう。

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