第20回 語源で学ぼう! dic = 言う

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語源で英単語を学びましょう。語源での英単語学習には以下のメリットがあります。

①関連付けて覚えるので、一度に沢山の単語を覚えられる。
②(①と関連しますが)複数の単語と関連付けて覚えられるので、単語の意味を思い出しやすい。
③スペリングを見ただけで意味を推測できる単語もある。

今回は「dic」= 言う を取り上げたいと思います。

出典 pixabay

まずはpredictです。pre (接頭辞:前もって)+dic(言う)からなり、「予報する・予言する」といった意味になります。ble(接尾辞:〜が可能な)が付く事でpredictable「予言できる」「意外性のない」の意味の形容詞となります。
dictatedic(言う)+ate(接尾辞:〜する・させる)で「書き取らせる」「指図する」といった意味になり、名詞系のdictationは、日本語でディクテーションと言うのと同様の意味である「書き取り」や「命令」と言う意味を表します。dictatoror(接尾辞:〜する人・物)がつき、人に「指図をする」「者」で「独裁者」の意味となります。

judgementjur(法・誓う)+dic(言う)+ment(接尾辞:〜の状態)であり、その組み合わせから想像しやすい様に、「判決」や「審判」「判断」といった意味の名詞であり、「裁判する」と言う意味の動詞であるjudgeの名詞形です。なお、judge自体も名詞として「裁判官」や「審判」といった意味を持つ事にも注目出来ます。日本語でもスポーツやゲームでの審判を「ジャッジ」と呼ぶ事は多々あります。なお、judgementjudgmentと綴られる事があり、どちらも間違いではありませんが、前者はイギリスで、後者はアメリカで一般的とされているといった違いがあります。
jur(法・誓う)とdic(言う)は相性が良いのか、同様の単語は他にもあります。jurisdictiontionが付いた事で名詞形となり、意味は「司法権」「裁判権」となります。judicalal(接尾辞:〜の)が付いて「司法の」「裁判の」と言う意味を為します。judiciousは形容詞で「思慮分別のある」人や行動を表す単語です。judicalと混同しない様に気をつけたいです。
prejudiceは、pre(接頭辞:前もって)+jur(法・誓う)+dic(言う)からなり、何かを実際に見聞きしたり経験するより「前に」それについて「判断する」と言う意味から名詞で「偏見」「先入観」といった意味を持ちます。

valedictorianval(価値ある)+dic(言う)+ian(の人)からなり、意味は「卒業生総代」となります。優秀な人間が貴重な話をする様からこの様な語になったと考えられます。なお、「卒業生総代によるスピーチ」はvaledictorian speechと言い、アメリカ・ジョージア州のウェスト高校を2010年に卒業したCarl Aquinoによる総代スピーチが有名です。

contradictcontra(接頭辞:反対の)+dic(言う)で何か意見に対して「反対する」「矛盾する」と言う意味を表し、名詞形のcontradictionは「否定」「矛盾」と言う意味の不可算名詞となります。

最後に紹介するのは、benedictionです。benefitにある様に、beneは「良い」という意味を示し、dic「言う」と合わさる事で「良い」「言葉」つまり「祝福」「感謝の祈り」といった意味になります。

尚、KOTOBAにはネイティブスピーカーの実際の発音を聴ける機能があります。judiciouspredictで"dic"の発音が異なります。意味を効率よく覚えたついでに各々の単語の以下の箇所で発音もチェックしておきましょう。


また、dic(言う)の残りの英単語も以下の赤枠内のタグをクリックして表示させ覚えてしまいましょう。

語源学習のメリットとして、知識があまりないところからでも難易度の高い英単語までを比較的短時間でカバーできる点が挙げられます。

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